2020年4月22日 (水)
2019年2月 5日 (火)
地球模型(10cm)
直径10cmのスチロール球に、型紙(舟形図)を貼って作成した地球模型です。舟形図の元になる地図(テクスチャ)は、次のサイトからダウンロードしました。
テクスチャ
THE BLUE MARBLE: LAND SURFACE, OCEAN COLOR, SEA ICE AND CLOUDS
https://visibleearth.nasa.gov/view.php?id=57735
クレジット: NASA Visible Earth
型紙は事務所の惑星模型ページから、無料でダウンロードできます。
2018年12月15日 (土)
2018年11月 1日 (木)
2018年10月21日 (日)
鏡が左右逆に見えるのは、向かい合って映るから
鏡の前に立つと自分が映る。
鏡像の自分は向かい合っているように見える。
左手は左側に、右手は右側に、頭は上に、足は下に映る。
鏡の向こうに見える人が自分の鏡像ではなく、本当に自分に向かい合って立っている人と考えてみよう。
左側に見えるのはその人の右手で、右側に見えるのは左手である。
つまり、鏡は向かい合って映るから左右が反転するのだ。
もし自分が鏡の向こうに回りこんで、鏡像の位置に立ったとしよう。
左手が映っている位置には右手が来るが、上と下は入れ替わらない。
この回り込む操作は「回転」である。
回転操作と反転操作の結果は、上下方向は同じだが左右方向は異なる。
この違いに違和感を感じる人がいるのかもしれない。
上下方向を反転したければ鏡を頭上に置くとよい。
では、なぜ鏡は向かい合って映るのか。
次の図は、鏡で反射した光が鏡像をつくるしくみを表している。
左手の先から出た光が、鏡に反射して目に届く様子を示している。
同様のことは、あらゆる部分で同時に起こるから、鏡の向こうに自分が向かい合って立っているように見えるのだ。
「向かい合って映る」というのは、そもそも鏡の性質なのである。
同様のことは、印鑑や版画、魚拓など「向かい合ってコピーされる」像でも起こる。
これがこの空間の性質なのだ。
2018年6月 3日 (日)
分数の割り算は逆数を掛ける?
分数の割り算は、「割る数の分母と分子をひっくり返して掛ける」とか「逆数を掛ける」と習う。
これをルールとして憶えて、あとは素早く正確に計算できればOKということだ。
しかし、これでは算数や数学は暗記物になってしまう。
たくさんの公式を憶えて、正確に速く計算するのが数学だろうか?
では、いったい誰が公式を作っているんだろうか?
そこで、分数の割り算について少し考えてみよう。
例として
について考える。
1を3分の1で割ったらいくつになるか、ということである。
1は3分の3だから
3分の1を単位にしたと考えると分かりやすい。
次に
を考えてみよう。
式で書くと
いずれも逆数を掛けるのと同じ答えになる。
分母を揃える(通分する)ときに割られる数に分母を掛け、分子はそのまま割る数として残るから、結果として逆数を掛けることになる。
この便利な結果を使わない手はない。
「分数で割るときは逆数を掛ける」という方法を知っていれば、意味を知らなくても計算出来るのだ。
これは一種のブラックボックスといえる。
どこまでブラックボックスを受け入れるかは、人それぞれだろう。
2017年12月30日 (土)
0の0乗について(2)
どんな数でも0乗すると1になる。
これは、1に何も乗じないから1のままなのであって、1×を省略するから理解できないのだ。
だから0の0乗だって、1に0を0回掛けるから1である。
1回でも掛ければ0、1回でも割れば不定となる。
「コンピュータでは便宜上1としている」などという「解説」を見かけるが、実際にプログラムを作ってみると0乗が1の理由がよく分かる。
べき乗のプログラムは、最初に1を設定し、同じ数字を必要回数掛けて答えを出す。
最初に0を設定すれば、何を何回掛けようが0のままだ。
これは便宜上ではなくて、1に同じ数を何回も掛けるという、べき乗のアルゴリズムそのものなのだ。
数学やコンピュータはちゃんと筋の通ったもので、神秘的なものではない。
「0の0乗は0にもなり得る」などといった摩訶不思議な議論が、数学嫌いを生み出しているのではないか。
意味不明の間違った議論につきあおう、という奇特な人は少ないはずだ。
2017年12月20日 (水)
0乗,1乗,2乗,べき乗について
普通、3の2乗は次のように書く。
32=3×3
この式は実は省略されていて、丁寧に書くと
32=1×3×3
と表されるべきだ。
1に3を2回乗じるから3の2乗なのである。
計算結果は同じでも、式の意味はまったくちがう。
3の1乗は、1に3を1回乗じるということだ。
31=1×3
3の0乗は、1に3を0回乗じるということ、つまり乗じないということだ。
30=1
1のかけ算や割り算は、式を書くときに省略するので話がややこしい。
0乗が1になることを理解できないのはそのためだ。
べき乗とはそういう演算なのである。
はじめからこのように教えてもらえば、すぐ分かることなのに。
★過去の記事★
0の0乗について
0乗は1の理由=1に何も掛けないから