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2007年10月

2007年10月27日 (土)

事実と真実

 健康食品を熱心に勧められたことがある。とにかく体に良いということで、これを飲み続けることで、免疫力や集中力が高まり、風邪も引かなくなり絶好調だというのだ。いろいろな成分が入っていて高価だが、アメリカの有名な大学教授のお墨付きだからまちがいない。何よりも論より証拠、どの病院に行っても治らなかった私の病気がたった3ヶ月で治った。効果を信じないというなら、この事実はいったいどうなるんですか?と勝ち誇ったように言われた。

 ご本人が、その健康食品の効果を固く信じて疑わないのも、こんないい物を一人でも多くの人に教えてあげたいと思っておられるのも事実だろう。そこに悪意はない。しかし、私は何とも言えない不愉快な気分になった。それは何故かと考えてみて、2つのことに気付いた。

 まずは、難しい話はどうせ我々にはわからない、それなら偉い人の言うことを信じるのが賢い選択だという考え方。私の疑問など、アメリカの大学教授の前ではホコリ程度にもならない。もっと謙虚にならないと損ですよ、とも言われたがそれはちがうだろう。それは「自分の考え」というものを否定する、大変情けない態度ではないだろうか。「あなたの考えなど、取るに足らないものですよ」ということではないか。

 もうひとつは、「論より証拠」という乱暴な論理の飛躍。体調が良くなったという事実を、無条件に健康食品の効果に結びつけてしまう。これはもはや「最強の理論」と呼んでいいだろう。私は以前、「スペードのエース」といってトランプのカードを引いたら本当にスペードのエースだったことがある。このときは驚いてぞっとしたが、この事実をもって私に透視能力があるといえるだろうか。よく考えてみると、52人がスペードのエースと言ってカードを引けば、そのうちの1人くらいは当たるのだ。確率52分の1なら宝くじに当たる方がよっぽど大変だ。それでも10回引いてそれが本当に全部当たれば、私の透視能力はかなり真実味を帯びてくるだろう。事実を真実に結びつけるためには、それ相応の地道な検証が必要なのだ。それを否定する「論より証拠」という最強の理論は、事実と真実のすり替えである。本当にそう信じている場合は思い込みだし、故意にすり替える場合は立派な詐欺だ。

 自分の考えを捨てることも、最強の理論で相手を黙らせることも、私は到底受け入れることができない。そこには「」というものがない。私は少なくとも真実というものの存在を信じている。真実に基づかないシステムは、稼働しても効果を生み出すことはできない。プログラムのバグを訂正する作業は、事実から出発して小さな真実を追求する作業だ。思い込みや最強の理論は通用しない。真実に対して謙虚でなければ、結果を出すことができないのだ。

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2007年10月19日 (金)

就職と適職

 世の中には数え切れないくらいの職業があるけれど、さて何になる?という決断を下すときは、意外とあっけないのかも知れない。
私の場合はそうだった。
数学物理学科にいたが、数学はどちらかというと苦手で物理は文句なしに面白かった。
したがって、進路も高校理科の教員かハードウェア技術者と決めていたが、今から思えば何の努力もしていなかった。
 ところが、卒業まであと1ヶ月となって一気に現実路線に傾いた。
ソフト会社に履歴書を送って、そこの技術者になると決まるまで1週間ほどだった。
私は唯一のコンピュータの授業である「数値計算法」で、フローチャートがどうしても書けず課題を提出しなかった。
そのくせに、自分勝手にいろいろ思いついたプログラムを夢中になって作っていた。
それでも成績は「可」で単位をいただいた。
土壇場で、新聞の「電算室要員」の求人広告と、夢中になってプログラムを作ったことが結びついたのだ。
 会社に入って勉強して資格も取り、独立して実績もつくったが、未だになぜか違和感と後ろめたさが消えない。
コンピュータの専門教育を受けていない、という弱みがふと脳裏をかすめることがある。
一方で、ソフトウェアはまさに天職だと思っている。
システム設計やプログラミングはとても楽しい作業だ。
いろんなところでコンピュータやC言語の講義をするのも、楽しくてしょうがないので適職だと思う。
だから、今の職業に行き当たって本当にラッキーだったと思っている。
 だれにも適職と言えるものがいくつかあるはずだ。
人生の早いうちに、そのうちのどれか一つに行き当たることができれば、それは大変な幸運だと思う。
若い人たちが、学校でいろんな可能性にふれることができたら、意外な適職を見つける機会も増えるはずだ。
卒業して適職が見つからなくても、一人の人間として尊重される世の中であってほしい。
自分の意志をしっかりもって、自分の居場所をみつけてほしい。

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2007年10月 2日 (火)

数字にだまされない

 最近、若い人にフリーターが増えているという。 2006年の経済財政白書によると雇用者数の約3人に一人が非正規雇用者となっているそうだ。 それについて、価値観の多様化だとか、勤労意欲の低下だとかいろいろ言う人がいる。 こういった論調は、いずれも雇用される側に主たる要因を求める考え方だ。 確かに身の回りを見ても、個々の事情はいろいろで一概に言えないが、若い人の考え方なのかなと思ってしまう状況はある。
 そこでもう一歩踏み込んで考えてみよう。 就職活動の経験者なら知っていることだが、求人情報の段階ですでに正社員とパートアルバイトは別になっているはずだ。 つまり採用枠の比率が、ほぼそのまま非正規雇用者の比率になるのである。 採用枠を決めるのは雇用者ではないから、非正規雇用者が増えているのは雇用者側の意識ではなく、採用者側の意識が反映したものだ。 これは誰にでもわかる簡単な事実だ。
 それを大まじめに雇用者側、とくに若年者の意識の問題であると説く「専門家」は、いったい何が言いたいのだろうか。 正規雇用では応募者が集まらないとでもいうのだろうか。 雇用の問題は、多かれ少なかれ人ごとではないから、いい加減に考えていると対応を誤ってしまうことになる。
 一事が万事で、何事ももう一歩踏み込んで考える習慣を身につけるべきだ。 学校でもそういう教育を推し進めていくべきだ。

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学校のロボット

Robonova001_2 ←充電中のロボノバ-1(情報産業専門学校

 むかしロボットと言えば、鉄人28号とか鉄腕アトムとか、ジャイアントロボとか、ヒューマノイド型のイメージでしたが、産業用ロボットが普及したので、一時期すっかりイメージが変わってしまったようでした。 ところが、最近小型のヒューマノイド型ロボットが、教材やホビー向けに販売され始めました。 これらは、サーボモーターが10数個つながったもので、たとえば肩の部分を構成するサーボモーターが少し回転すれば、その分腕が上がったりするしくみになっています。 見た目にもカッコイイ製品がいくつかあって、値段も10万円前後とパソコン並みの値段で手に入るのです。

 テレビでCMをやっていたディアゴスティーニのロボザックがどうしても欲しくなり、現在ぼちぼちと建造中であります。 私が非常勤で講師をしている情報産業専門学校で、HiTEC社のロボノバ-1の組み立てキットが導入されて、学生有志があっという間に組み立てました。(ロボザックはロボノバと同じものです)。 このロボットは、実際に作ってみればよくわかるのですが、サーボモーターをブラケットという金具で人の形につないだものなのです。 電源がOFFのときは、ぐにゃっとしてお人形さん状態ですが、電源を入れるとピピーと起動音がしてカッコよく立ち上がります。

 ロボットをコントロールするのは、背中に組み込まれたマイコンチップです。 コンピュータ=パソコンみたいな現在ですが、それ以上の数のマイコンが身近な製品に組み込まれているのです。 パソコンが人間社会にもたらした影響ははかり知れませんが、マイコンの組み込みシステムが社会に及ぼす影響は、きっとケタちがいになると思われます。

 ユビキタス社会が実現するのはそう遠くないことで、その結果世の中がどう変わるのか、きっとなってみないと解らないでしょう。

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HPの著作権について

今月のコラムはHPの著作権に関してです。
HPの運営上、著作権の所在やHP制作者の承諾の有無の確認が必要とされる部分は少なからず存在します。
一つはHPのリニューアルをされる場合です。
リニューアルの方式にもよりますが、元からあるHPのレイアウトや基本デザインを引き継いで新しくリニューアルする場合は著作権所有者の承諾が必要になります。
HPに関する著作権法の概念としては「利便性を考えて(または工夫して)制作された物は、その制作者に著作権が発生する。」とあります。
つまり何らかの契約が無い限り、法的には制作者(または制作会社)が著作権を持っていると考えるのが良いでしょう。
この場合は書籍やCDなどと全く同じで、「所有権は持っているが著作権は持っていない。」になります。

そしてもう一つがプログラムの改造です。
一般的なHPの場合、オンライン予約やデーターベース、買い物カゴやアクセスカウンターなどの特殊な機能はCGIなどの別枠のプログラムで動かしています
これは最も注意しなければいけない項目で、大小関わらず制作者の許可無しにプログラムのカスタムや無断使用を行うと著作権法に接触します。
つまりHP内で動いているCGIプログラムについては、自社開発でない限り必ず誰かが所有権か著作権を持っています。
この場合はレンタルCDのように「所有権も著作権も持っていない。」という事になります。
皆様も自社のHPに新しい機能やHPをリニューアルされる場合、」もう一度著作権の確認をしてみて下さい。

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BtoC

 BtoC の B は business、C は consumer で企業と消費者の取引のことです。 とくにインターネットを通じた電子商取引について使われるようです。 to を 2 に置き換えて B2C と書くこともあります。
 これまで企業間の取引がほとんどだった会社でも、自社のwebサイトを開設すると一般消費者からのアクセスが発生します。 私も、あまり市販されていないような製品を、ネットで検索して購入したりします。 いわゆるシロウトさんですから、業界の常識はまったく通用しません。 でも、お客さまですから丁重に対応しなければなりません。 お互いに未知との遭遇で、イヤな思いをすることも多いようです。 BtoCが軌道に乗るまでには、まったく、いろいろな苦労があります。 初めてインターネットで注文が入ったり、検索順位に一喜一憂したり、見積もりを出したのに音沙汰がなかったり、……。
 BtoCが、これまでの経済活動の境界線や秩序を動かしていることは間違いないでしょう? それがどんな風に社会に影響を与えるのか、深すぎて私にはまだ、はっきり見えていません。 でも、技術がみんなのものになれば、何かとても楽しい世の中になるような予感がするのです。

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レンタルサーバー選び

HPを開設する場合、プロバイダーの無料HPスペースを活用される方も多いと思います。
しかし広告スペースが強制的に入ったり、独自ドメインを取得出来なかったりと…色々と制限を受けてしまう場合が多々あると思います。
その様な場合、有料のレンタルサーバーを探すことになると思うのですが多くの会社が存在し、選びがたいと思います。
機能面なども会社の提供サービスによって多種多様ですが、一般的なHPを開設する際は以下の項目に注意して下さい。

・アクセス解析を備えている。
・メールフォームのCGIを備えている。
・サーバーのコントロールパネルが使いやすい。
・サポート体制がしっかりしている。
・開設するHPに必要不可欠な機能(買い物カゴなど)の有無。


などを特に意識してレンタルサーバーを選ぶといいと思います。
サポート体制については実際に問い合わせをしてみて迅速に対応してくれるか?技術的な説明を判りやすいように記載しているか?などでも大まかな判断が可能です。
皆様も利用料金のみでの判断は避け、HPの開設目的に合致したレンタルサーバーを選んで下さい。

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お笑いの情報密度

 エンタの神様という番組を、毎週楽しみに見てます。 アクセルホッパーとか小梅太夫とか犬井ヒロシとか、ですよとかレギュラーとか、言ってる言葉は少ないのに大笑いしてしまう。 これは何だろうと考えると、少ない言葉に情報が詰まっている。 短いネタから、キャラクタと結びついた映像が何シーンも見えて、その映像に爆笑してしまうのです。 これは妄想なのか、幻想なのか、チャップリンの無声映画みたいな感じです。 賛否両論といわれますが、否定派の人は映像を見てないのかも知れません。
 私の個人ホームページで、「ヒデコ笑い」というコーナーをつくってるんですが、そもそもホームページを始めたときは、内容は「笑い」だけでした。 それで、エンタで初めて小梅日記を聞いたときは、「これ、いっしょやん」と驚きました。
 少ない言葉に多くの的確な情報を乗せるというのは、大変な作業です。 私の仕事では、一言でキメるということが大事なんです。 言葉の情報密度という価値観は、川柳や俳句という日本独特の文化の影響でしょうか。

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HPリニューアル

新年明けましておめでとうございます。
本年も当技術士事務所をなにとぞ宜しくお願い致します。

新年に入りまして、当技術士事務所のWebサイトもリニューアル致しました。
前Webサイトと比較致してデザインの一新と利便性の向上を図りました。
他にも今回のWebサイトには様々な要素や新機軸を盛り込んでおります。
技術的な側面もそうですが、応用で以下のような事柄を強く意識しました。

・定期的な更新やコンテンツの追加を前提にしたHP設計
・依頼主様との打ち合わせの際、見本(サンプル)になるような構造と機能
・HP制作の教材にも使用可能なHTMLソースの記述方法
SEO対策の試験(検証)用としても使用できる構造のHP

など、時間の許す限りではありますが様々な要素を盛り込みました。
2007年も意欲的にHPを運営して参りますので宜しくお願い致します。

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HPのリニューアル時期

当技術士事務所でも行っているHPのリニューアルですが、これはそのままHPの寿命であることも意味します。
リニューアルに踏み切られる原因は実に様々ですが、傾向を見ると「アクセス数が伸びない」「収益が上がらない」「ライバル社のHPに勢いがある」等が多いようです。
確かに一昔前に作られたHPは一目で分かりますし、見栄えは致しません。
HPの寿命を考えた場合、一見判断しずらいようにも思えますが明確に判断する事も出来ます。
それはやはり上にも記したように、「HPの成果が上がらない」です。
業種にも大きく依存しますが、成果が出ないと言うことは以下の要因が考えられます。

・SEO対策がしっかりなされていない
・HPの構造が判りずらく、訪問者が迷ってしまう(TOPへ戻る が無い等…)
・色使いのバランスが極端に悪い(見ていて目が痛くなる)
・その他 情報が欲しい訪問者に対して何か重大な問題がある

など、様々な問題が安易に予想できます。
HPの構造自体が優秀で、問題点をすぐに改善出来るHPは寿命が長いHPといえます。しかしどうしようもない構造のHPは時期が過ぎればまた1から作り直すしかありません。
構造が優秀なHPはデザイン面や掲載情報も必然的に整理され、結果として寿命が長く、成果も上がりやすいHPに仕上がます。
当技術士事務所のHPも今年中にはリニューアルを予定しています。
見た目はガラっと変わりますが、HPの構造自体は殆ど変わっていません。
興味のある方は一度見比べてみてはいかがでしょうか?

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SEO対策って何?

自社のHPを持っておられる方や、これから立ち上げようと思う方がインターネットについて調べ物をする時、この言葉をよく耳にすると思います。 多くのSEO対策について書かれたページには、「HPで利益を上げるにはとても重要な項目で、運営戦略上は絶対に軽視できない。」と書かれており、なかなか物々しい空気が伝わってきます。

確かにSEO対策は非常に重要です。アクセス数アップだけではなく、検索ページの上位に出るという事は訪問者に「ここは信頼(業種により技術・実績)があるんだな」と言うある種の安心感も与えます。
この安心感は実際に言葉に出す訳でも強く意識する訳でもありませんが、無意識の内にそう感じてしまう例が近年多いようです。

現在、大手や先見の明がある企業、新しくHPをリニューアルされた企業などSEO対策がしっかりとしたHPの数が飛躍的に伸びて来ています。
SEO対策自体の諸作業はそんなに難しい物ではなく、高度な専門知識を求められるケースはごく希で、多くの場合はキーワードの配置やHTMLタグの使用、独自ドメインの取得等々… HTMLを自由に読み書き出来れば必要最低限の対策は問題なく行えます。

しかしSEO対策には「終わり」も「正解」もありません。
YAHOOやGoogleなどの検索結果のページを見ると分かるのですが、二週間~二ヶ月単位で上位サイトが入れ替わり立ち替わりする場合が多くあります。これは検索アルゴリズム(法則)をYAHOO・Googlyなどが定期的に変えている為です。
つまり裏を返せば、検索アルゴリズムから外されたHPは上位から落とされてしまうのです。
皆さんもSEO対策を行う際、長期的な視野に立ってバランスの良いSEO対策を実施して下さい。

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C言語

 ホームページを記述する言語はHTML(Hyper Text Markup Language)です。これはwebページの裏側のようなもので、ブラウザの「表示」メニューの中の「ソース」を押すと、画面が「メモ帳」などに切り替わってHTMLで記述されたソースが見られます。
 同じように、プログラムもいろいろな言語で記述されていて、表示されている画面の「うら」には、ソースファイルなるものが存在します。webページとはちがって、プログラムのソースは一般的には公開しないものなので、なかなか見ることはできません。ソースが公開されているプログラムは、オープンソースといいます。
 私どもの事務所で使っているのは、「C言語」というプログラム記述用の言語です。C言語は1973年に、計算機科学者のブライアン・カーニハンとデニス・リッチーが開発した言語です。その後、ISOとANSI、日本ではJISで規格化されて、現在まで最も広く使われている言語の一つです。
 では、そのソースのサンプルをご覧ください。

/********************/
/*  電卓プログラム  */
/********************/
#include <stdio.h>
void  main( )
{
int   a,b,c,op;

printf("\n電卓(Ver.1.0)");
printf("  ※1桁の加減乗除余\n\n");
a =getchar( ); a-='0';               // 1文字入力し数字に
op=getchar( );                       // 1文字入力
b =getchar( ); b-='0';               // 1文字入力し数字に

switch( op )
   {
     case '+': c=a+b; break;
     case '-': c=a-b; break;
     case '*': c=a*b; break;
     case '/': c=a/b; break;
     case '%': c=a%b; break;
     default : c=9999; printf("\a");
   }

printf("\n答え=%d\n",c);
}

このプログラムは、0で割るとエラーになります。C言語を学習中の方は、0による除算を避ける文を考えてみて下さい。

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鬼の新人研修

 私、就職活動を始めたのは、卒業を目前にした1月の終わりごろでした。まわりも、年が明けたからそろそろヤバいかな、という雰囲気でした。そのころは、男女雇用機会均等法などなくて、学校に来ている求人票には「男子」と明記されていました。それで、家で朝日新聞の求人欄をみていると、「電算室要員(男女」)というのがあって、「これええな」と思って応募してみました。
 ちょうど通学路の途中の「長堀橋」で地下鉄を降りて、セーターにスカートという「平服」で面接に行きました。テストと面接が済んで、せっかく用意していただいた交通費を「定期で来ましたので、別に交通費はいりません」と固辞し、そのまま学校へ行きました。驚いたことに、学校にも求人が来ていて、クラスからも20人以上が面接に行ったというのです。
 翌々日、家に帰ると「ソフテックゆう会社から電話あったで。来てくださいゆうてはったで。」と母から伝言をきいて、めでたく就職が決まりました。今から思うと冷や汗の出るような就職活動でした。
 ソフテックは今でいう「ベンチャー企業」で、社長や専務を名前にさん付けで呼んでました。新入社員5人は、上司である技術部長から1ヶ月の間、フローチャートの課題をもらい、1日8時ずっとそれに取り組むのです。できたと思って見てもらったら、「こんな場合、どうなるんや?」とか、今度こそと思ったら、「次はこういう機能を入れてもらおか」と、止まるところがありません。1日8時間考え続け、結果を出し続ける、という訓練を1ヶ月間受けたわけです。
 1週間くらいで頭が変になってきましたが、「君らはプロになるんや。だからプログラマーなんや」という、業界の人間なら聞いたことのあるかも知れない励ましの言葉に、とても納得してやる気がでました。私は学生のときフローチャートが書けなかったので、研修中、苦し紛れに、わかるところから書いて後でつなぎ合わせるという技を編み出しました。
 1ヶ月間の新人研修は、もちろん会社のための研修であったわけですが、今では大変ありがたい1ヶ月間だったと感謝しています。会社はもうありませんが、皆さんどうしておられるでしょうか。

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プロバイダーのサポート

アクセスありがとうございます。
今回はプロバイダーのサポートについて少し書きたいと思います。
皆様はプロバイダーを選ばれた時、何を基準に選ばれたでしょうか? やはり一番多い決め手となるのが「月々の利用料金」だと思います。
以前"ぎょーコラ"で書いた内容と少しかぶりますが、プロバイダーの利用料金とサポート体制などは比例する場合が少なからず存在します。 安い=悪い と言うことではありませんが、大手でそこそこの利用料金を設定している所では、ユーザーサポートがしっかりしています。
サポート体制の内容を見る判断材料としては

■ オペレーター対応の電話サポートに「ちゃんと繋がる」か?
■ HPに対処法や連絡窓口の記載が見やすく掲載されているか?
■ 対処法などに難しい用語などは使われていないか?


などに注意してみるといいかもしれません。
特にオペレーター対応の場合、何度電話をかけても混み合って繋がらないなど、非常に困ってしまいます。 サポートはイザと言う時の備えですから、一度シュミレーションしておくのをお勧め致します。

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技術にはまって

 はるか昔、社会人になって勤め始めたソフト会社で、私が担当していたのは、CADシステムなど形があって無いような難しいシステムばかりでした。 今なら言えますが、「そんなこと、本当に出来るのかな」と内心不安いっぱいでソフトウェアの開発に取りかかったものです。 考えてみれば、出来る保証のないテーマばかり担当して、よく平気でやっていられたものだと思います。
 おかげさまで、技術的には飛躍的に進化させて頂き、ここ十年ほどは「出来るだろうか」という不安からは解放されています。 それどころか、不可能を可能にすることにすっかりハマってしまい、おそらく「死んでも直りませ~ん!!」状態になってしまいました。
 事務所の経営者としてそれで良いのか、という苦悩をかかえつつやってきましたが、最近「だから生き残ってこられたのかも知れない」と思うようになりました。天二物を与えずです。
 そのすべての始まりは、学生時代の「数値計算法」の授業で、課題も提出しないで勝手につくった 「sin(1/x) のグラフを描くプログラム」です。 どんなグラフになるか見当も付かずに夢中でFORTRANのプログラムを書き、やっと仕上がったグラフを見て、心の中で何かスイッチが入ってしまいました。
 事務所を開業してすぐに(1989年頃)、ジュエリーの在庫を写真入りで検索できるソフト「可奈絵」を開発し、販売しました。 当時はまだWindowsはなくて、基本ソフトはMS-DOSで、パソコンはNECのPC-9801でした。 もちろん、色は16色しか表示できないので、HyPER-FRAMEというフルカラー表示用のボードとHyPER-VISIONというビデオ入力用のボードを使いました。 ボードはそれぞれ98,000円もしましたが、当時としては破格の値段でした。
 ビデオカメラから取り込んだ指輪の画像がパソコンに現れたとき、テレビよりずっと綺麗なのに驚き、世の中変わると思いました。 今では、パソコンに写真が写っても誰も驚きませんから、その間十数年の技術の進歩は凄いとしか言いようがありません。 技術というのはおそろしいもので、「こんなことができるゾ」を追求していくと、何年か後には不可能が可能になってしまうのです。
 まさに、不可能を可能に変えるのが技術の仕事なのであります。 それはまた、生物の進化のようでもあります。この世界は、可能性を追求していくように出来ているのかも知れません。
※「可奈絵」Windows版の最新バージョンは、弊事務所までお問い合わせください。

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学校が始まった

 4月から、奈良市にある情報産業専門学校に、再び非常勤講師としてお世話になっています。
「コンピュータ概論」と「データベース」をあわせて週4コマ講義しています。
毎週、講義する単元のキーワードや関連知識を調べなおしたり、練習問題を作ったり、自称教材の小道具を作ったり、地道でスリリングな準備活動をしています。
 自分の知識や技術を人に伝える作業というのは、たいへん難しいことですが、それが誰かの役に立つのであれば、なかなかやりがいがあると思います。
ITの世界は進展がめざましく、どんどん新しい概念や用語がでてくるので、毎週の講義はとても刺激になっています。

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携帯サイトってどう?

ここ最近、携帯端末の技術進歩が群を抜いて早く、携帯端末からPC向けのインターネットに接続できるサービスが一般化してきました。
経済産業省の試算では、2010年には市場規模が80兆円を超えるというデータもあります。
今は高価なサーバー導入やシステム開発に頼らなくとも、工夫次第でモバイルサイトを簡易的なデータベースにする事も可能です。
商用モバイルサイトについては、業種によって収益・広報効果が大きく上下しますが、必ずしも貴社にとって無意味なものではありません。
物販に直接関わっていない業種でも、上に記した社員用の共有データベースやコミニケーションツールなどなど…携帯電話の使用頻度を最大限に生かした 利用法が、要望の数だけ存在するはずです。
携帯端末とモバイルサイトはここ数年で爆発的に進歩するのは間違いありませんし、 無料レンタルができるシステム種も今後さらに充実するのも間違いありません。
急成長する部門には思わぬチャンスが潜んでいます。
モバイルサイトについて調べてみるのもおもしろいと思います。

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お洒落でハイデザインなHPってどう?

商用ページには様々な趣向やデザインのWebページが多くあり
その中でも非常に綺麗なHPや様々な演出をしたHPが目につきます。
その多くが、FLASHムービーや綺麗な加工画像を多様しているのです。
綺麗でハイデザインな事は素晴らしいですが、果たして良いこと尽くめなのでしょうか?
結論を申しますと、場合によりますが幾つかの難点も持ち合わせます。
そこで幾つかの難点を上げてみます。

① 更新を自社で行いにくい。または行えない。
┗高度な画像加工や文字入れなど、専用ソフトと技術が必要。
② アクセス数がいまいち延びない。
┗画像の過剰使用などで全体的に「文字」が少なく、検索されにくい。
③ 英語表記が多かったり字サイズが小さく使いにくい。
┗小さい文字や英語表記などで、簡単にお洒落な雰囲気を出せるため。

他にも幾つかありますが
HP制作業者に「とにかくお洒落に」と言うのは考えものです。上項目を難なく克服できるノウハウのあるデザイナーも存在しますが多くの場合、デザインのスキルのみで競争ノウハウに不安があるSEが多いのも事実です。
皆様も実用とデザインの均衡の取れたHP開設を視野に入れ、 打ち合わせに望んで下さい。

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制作ソフトに頼らない、HP制作セット!

皆さんはHPを更新したり制作したりする時、どうされていますか?
制作ソフトを使って制作される方が大半だと思います。
中にはエディタでHTMLやスタイルシートを書く方もいらっしゃるでしょう。
今回、当事務所で行うソフト販売の一つに「HP制作セット」があります。
これは初級者~中級者を対象としたもので
汎用エディタ ペイントソフト HP制作講座(問題集付き)
が収録されています。
つまりこのセット一つで、なかなかのHPが作れるような内容になっています。
メモ帳での編集は、メモ帳の背景が真っ白な為、目が痛く長時間はできません。
それにWindowsの「ペイント」では、画像の加工法が非常に限られてしまいます。
つまり、HP制作ソフトを使う方は画像加工、タグ打ちの方はエディタと
使用価値のある内容になっております。
そして低予算で一からHTMLを学び、そのままHPを立ち上げたいと思う方に
最良と思われる制作講座をご用意しています。
自社でのHP制作・更新・リニューアルをお手伝いできれば幸いです。

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ソフトショップはじめます

 私どもで作るソフトウェアの多くは、お客様からのご注文による受注生産です。
それ以外にも、新技術を研究するための試作品や、自分で使うためのソフトなど、広く皆様に使って頂けそうなソフトがあります。
 そこで、アート系、ゲーム、C言語練習、その他ユニークなソフトを、当サイト内にショップを開き、順次販売していくことにしました。
もちろん、無料のフリーソフトもご用意いたしますので、ご期待ください。

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HPの運営費ってどのくらい?

新年明けましておめでとうございます。
2006年度も当技術士事務所を何とぞ宜しくお願い致します。

さて、HPの運営にかかる費用ですが、基本的には無料でも可能です。
会社からインターネットやメールが使えるのであれば、加入プロバイダー
のHP無料開設サービスを利用して無料で開設、維持をする事が可能です。
ただ大規模なwebサイトや特殊な機能(オンライン予約やネット通販...etc)
などはシステム費用(レンタル費)がかかる場合もあります。
基本的に、画像の入れ替えや文章の変更など、社内で簡単な更新が
出来ればほぼ無料で運営や企画が可能になります。
そうなれば委託業者に支払う更新料もコストダウン出来ますし
打ち合わせをしなくても更新できるので時間のロスも少なくなります。
ではHPを作ったり更新したりは難しいのでしょうか?
詳しくはTOPICES 7月号をご覧下さい。
将来的に考えればHPの知識を持った方を育てるのが最適でしょう。
そこでもう少し専門的な知識やデザイン、ご要望などが出てきましたら
当技術士事務所がお手伝いさせて頂きます。

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ソフトウェアの脆弱性

 今、建物の耐震強度偽造が問題になっていますが、それに関連して構造計算に使われたソフトウェアに「脆弱性」があったと報道されています。 それ以前に、偽造の方法としては、1.0 以上の数値を入力すべき項目に、0.44 などの数値を入力して計算していたと報道されていました。
 計算の元になる項目はパラメータといって、どのような数値を入力するかによって当然計算結果が異なります。 建物の構造計算というのは、人命にかかわるものですから、適正でない数値が入力できてしまうというのは驚きです。 まして、市販ソフトであれば、だれがどのような操作をするか判らないのですから、発売前に入念なチェックを行います。 出荷されてしまうと、不具合が発見されたときに、ものすごい痛手を負う場合があるからです。
 人命に関わる市販ソフトにおいて、不適切な数値を入力エラーとしなかった理由は何か。 それをソフトの不具合としてチェックできなかったのはなぜか。
 ソフトウェア技術者にも技術者倫理というものがあるでしょう。

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資格試験

今年の情報処理技術者試験の秋期試験が、先月実施されました。
私が受験した頃は、第二種(初級プログラマ)、第一種(上級プログラマ)、特種(システムエンジニア)の3区分でした。 結局私は、第二種と特種に合格できましたが、その間に受験した第一種は2回受験して、2回とも落ちてしまいました。
昔はずいぶんのんびりしていたように思えますが、受験者の心境は今も昔も変わらないのかも知れません。 受験対策のレクチャーをする機会に、受験者の方から「こんな問題をやって、仕事に何の役に立つんでしょうか」という率直な疑問が出ます。
実は私も、第一種の問題がわからなくて「アセンブラなんか関係ないわ」とか「通信の仕事はせえへんで」とか言ってました。 「出たら捨てよう」と思って受験したら、ほとんど通信関係の問題でアセンブラは必須ですから、本当に落ちてしまいました。
その後、技術士になって開業して一番困ったことは、「苦手」分野があることでした。 いつどんな仕事を依頼されるかわからないし、いつどんな質問を受けるかわからないので、「苦手」意識はまさに恐怖です。
会社に入って一生懸命仕事をしている若い人たちは、今はそんな立場にないかも知れませんが、いつか必ず人をリードする立場になるのです。 そのときのために、与えられたことだけでなく、もっと広い視野を持つことが大事なのです。 今の試験問題は、よく検証されたよい問題だと思います。ソフトウェア技術者をめざす若い皆さん、どうかがんばってプロの力を磨いてください。

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日々研鑽

こんにちは!今月も佐伯英子です。
今回は、少し硬いお話をいたします。
私ども技術士は、技術士法によって、職業倫理を備えることと、資質の一層の向上を図るため、資格取得後に研鑽することが責務
とされています。
そのための技術士CPD(継続教育)は、次のような視点を重視すると定められています。
 ●技術者倫理の徹底
 ●科学技術の進歩への関与
 ●社会環境変化への対応
 ●技術者としての判断力の向上
具体的には、
 ●講習会・研修会等への参加(受講)
 ●論文等の発表
 ●企業内研修
 ●技術指導
 ●産業界における業務経験
 ●その他(自己学習等)
などの形態で行われています。
 個人で開業していると、あまり強制されるということがないので、研鑽も偏った内容に陥りがちです。
専門でないことや今すぐ仕事に関係ないテーマでも、いろんな研修に積極的に参加して、意見交換をすることはとても大切です。
 広い視野をもって、常に自分の位置を見失わないよう心がけていきたいものです。

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コミュニケーションの力を磨こう

 こんにちは!業務全般を担当している佐伯英子です。

 色々なところで、色んな人が、自分の意見を語っています。 しかし、自分の考えや事実などをうまく人に伝えるのは、実はとても難しいことです。 たとえ正しいことをしゃべっていても、自分の言葉で話さないと、聞く人には伝わりません。

 以前ある方に、HTMLの注釈タグの説明をしたとき、どうしても理解してもらえません。 「いったい、何のために使うんですか?」とおっしゃるので、「タグを一行削除するときに、 完全に消してしまうのに忍びないとき、注釈にして残すんです」というと、 「ああ、そういうことですか」と理解してもらえました。

 人を人とも思わない人間は、人の話は聞かないし、相手にわかるように話そうともしません。 相手の人格を認めてこそ、相手の話を聞こう、自分の言うことを理解してもらおう、と思うわけです。 これからの社会では、「自分の言葉でしゃべる」とうことが 誰にも求められるようになると思います。

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HP制作会社の見分け方はありますか?

こんにちは!Web関連の依頼を担当している佐伯真志です。

現在、多くのHP制作会社が様々な宣伝文句を歌っています。
その中でコレ!と思える制作会社を見つけるのは、Web業界
に身を置く私でもなかなか判断の着くものではありません。
では何を基準に判断すればいいのか??

一番の基準が制作料金と更新料金です。
企画料(提案料金)で数10万円も取る制作会社は論外ですが
まずは制作料金や更新料金などを見てみて下さい。
HPの運営は制作料金よりも更新料金の方が遙かに高くつきます。

その他には「制作実績」などのHPを見てみて訪問者数は多いか?
検索にちゃんと出ているか?などの情報も見逃してはいけません。

そして大切なのが制作会社のデザインは判りやすいかなどです。
いくら綺麗でお洒落なHPでも、結果が出なければ無駄な投資に
終わってしまいます。Web業界において料金が高ければいいと言う
常識は通用しませんので、多くの制作会社と見比べてみて下さい。

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HPの開設って難しいんでしょうか??

始めまして!HP関連の依頼を担当している佐伯真志です。

現在ネット上では日々至る所でHPが産声を上げています。
その中で個人が運営する「個人サイト」の多さに驚かされます。
果たして本当にHP開設が難しいのでしょうか??

答えはノーです。HP製作ソフトも使いやすく改良されていますし
HPを構成するHTMLという言語も非常に簡単で柔軟だからです。

僕は専門学校に通った訳でも教室に通った訳でもありません。
一日3時間×4日で扱える様になりました。全て独学です。
HTMLって何?パソコンとか判んない!と拒否していた僕がです。

中学1年の英語力と「タグ」を20個を憶えればマスターも同然です。
現にこのTOPページもたった10個の「タグ」で構成されています。

皆さんも一度チャレンジしてみては如何でしょうか??
きっと大きな世界が広がるに違いありません(>_<)

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