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2007年10月 2日 (火)

技術にはまって

 はるか昔、社会人になって勤め始めたソフト会社で、私が担当していたのは、CADシステムなど形があって無いような難しいシステムばかりでした。 今なら言えますが、「そんなこと、本当に出来るのかな」と内心不安いっぱいでソフトウェアの開発に取りかかったものです。 考えてみれば、出来る保証のないテーマばかり担当して、よく平気でやっていられたものだと思います。
 おかげさまで、技術的には飛躍的に進化させて頂き、ここ十年ほどは「出来るだろうか」という不安からは解放されています。 それどころか、不可能を可能にすることにすっかりハマってしまい、おそらく「死んでも直りませ~ん!!」状態になってしまいました。
 事務所の経営者としてそれで良いのか、という苦悩をかかえつつやってきましたが、最近「だから生き残ってこられたのかも知れない」と思うようになりました。天二物を与えずです。
 そのすべての始まりは、学生時代の「数値計算法」の授業で、課題も提出しないで勝手につくった 「sin(1/x) のグラフを描くプログラム」です。 どんなグラフになるか見当も付かずに夢中でFORTRANのプログラムを書き、やっと仕上がったグラフを見て、心の中で何かスイッチが入ってしまいました。
 事務所を開業してすぐに(1989年頃)、ジュエリーの在庫を写真入りで検索できるソフト「可奈絵」を開発し、販売しました。 当時はまだWindowsはなくて、基本ソフトはMS-DOSで、パソコンはNECのPC-9801でした。 もちろん、色は16色しか表示できないので、HyPER-FRAMEというフルカラー表示用のボードとHyPER-VISIONというビデオ入力用のボードを使いました。 ボードはそれぞれ98,000円もしましたが、当時としては破格の値段でした。
 ビデオカメラから取り込んだ指輪の画像がパソコンに現れたとき、テレビよりずっと綺麗なのに驚き、世の中変わると思いました。 今では、パソコンに写真が写っても誰も驚きませんから、その間十数年の技術の進歩は凄いとしか言いようがありません。 技術というのはおそろしいもので、「こんなことができるゾ」を追求していくと、何年か後には不可能が可能になってしまうのです。
 まさに、不可能を可能に変えるのが技術の仕事なのであります。 それはまた、生物の進化のようでもあります。この世界は、可能性を追求していくように出来ているのかも知れません。
※「可奈絵」Windows版の最新バージョンは、弊事務所までお問い合わせください。

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