ソフトウェアの脆弱性
今、建物の耐震強度偽造が問題になっていますが、それに関連して構造計算に使われたソフトウェアに「脆弱性」があったと報道されています。 それ以前に、偽造の方法としては、1.0 以上の数値を入力すべき項目に、0.44 などの数値を入力して計算していたと報道されていました。
計算の元になる項目はパラメータといって、どのような数値を入力するかによって当然計算結果が異なります。 建物の構造計算というのは、人命にかかわるものですから、適正でない数値が入力できてしまうというのは驚きです。 まして、市販ソフトであれば、だれがどのような操作をするか判らないのですから、発売前に入念なチェックを行います。 出荷されてしまうと、不具合が発見されたときに、ものすごい痛手を負う場合があるからです。
人命に関わる市販ソフトにおいて、不適切な数値を入力エラーとしなかった理由は何か。 それをソフトの不具合としてチェックできなかったのはなぜか。
ソフトウェア技術者にも技術者倫理というものがあるでしょう。
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