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2007年10月 2日 (火)

数字にだまされない

 最近、若い人にフリーターが増えているという。 2006年の経済財政白書によると雇用者数の約3人に一人が非正規雇用者となっているそうだ。 それについて、価値観の多様化だとか、勤労意欲の低下だとかいろいろ言う人がいる。 こういった論調は、いずれも雇用される側に主たる要因を求める考え方だ。 確かに身の回りを見ても、個々の事情はいろいろで一概に言えないが、若い人の考え方なのかなと思ってしまう状況はある。
 そこでもう一歩踏み込んで考えてみよう。 就職活動の経験者なら知っていることだが、求人情報の段階ですでに正社員とパートアルバイトは別になっているはずだ。 つまり採用枠の比率が、ほぼそのまま非正規雇用者の比率になるのである。 採用枠を決めるのは雇用者ではないから、非正規雇用者が増えているのは雇用者側の意識ではなく、採用者側の意識が反映したものだ。 これは誰にでもわかる簡単な事実だ。
 それを大まじめに雇用者側、とくに若年者の意識の問題であると説く「専門家」は、いったい何が言いたいのだろうか。 正規雇用では応募者が集まらないとでもいうのだろうか。 雇用の問題は、多かれ少なかれ人ごとではないから、いい加減に考えていると対応を誤ってしまうことになる。
 一事が万事で、何事ももう一歩踏み込んで考える習慣を身につけるべきだ。 学校でもそういう教育を推し進めていくべきだ。

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