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2007年10月 2日 (火)

鬼の新人研修

 私、就職活動を始めたのは、卒業を目前にした1月の終わりごろでした。まわりも、年が明けたからそろそろヤバいかな、という雰囲気でした。そのころは、男女雇用機会均等法などなくて、学校に来ている求人票には「男子」と明記されていました。それで、家で朝日新聞の求人欄をみていると、「電算室要員(男女」)というのがあって、「これええな」と思って応募してみました。
 ちょうど通学路の途中の「長堀橋」で地下鉄を降りて、セーターにスカートという「平服」で面接に行きました。テストと面接が済んで、せっかく用意していただいた交通費を「定期で来ましたので、別に交通費はいりません」と固辞し、そのまま学校へ行きました。驚いたことに、学校にも求人が来ていて、クラスからも20人以上が面接に行ったというのです。
 翌々日、家に帰ると「ソフテックゆう会社から電話あったで。来てくださいゆうてはったで。」と母から伝言をきいて、めでたく就職が決まりました。今から思うと冷や汗の出るような就職活動でした。
 ソフテックは今でいう「ベンチャー企業」で、社長や専務を名前にさん付けで呼んでました。新入社員5人は、上司である技術部長から1ヶ月の間、フローチャートの課題をもらい、1日8時ずっとそれに取り組むのです。できたと思って見てもらったら、「こんな場合、どうなるんや?」とか、今度こそと思ったら、「次はこういう機能を入れてもらおか」と、止まるところがありません。1日8時間考え続け、結果を出し続ける、という訓練を1ヶ月間受けたわけです。
 1週間くらいで頭が変になってきましたが、「君らはプロになるんや。だからプログラマーなんや」という、業界の人間なら聞いたことのあるかも知れない励ましの言葉に、とても納得してやる気がでました。私は学生のときフローチャートが書けなかったので、研修中、苦し紛れに、わかるところから書いて後でつなぎ合わせるという技を編み出しました。
 1ヶ月間の新人研修は、もちろん会社のための研修であったわけですが、今では大変ありがたい1ヶ月間だったと感謝しています。会社はもうありませんが、皆さんどうしておられるでしょうか。

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