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2010年2月24日 (水)

手作り電子オルゴール

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 電子工作の授業用に、マイクロコントローラ(マイコン)PIC12F629を使って、電子オルゴールを作った。オルゴールとはいうものの、音はいわゆるBeep音でメロディーを鳴らすだけのものだ。C言語(PICC-Lite)で、2曲入りのプログラムを作り、スライドスイッチで選曲する。曲目は、ソーラン節、竹田の子守歌、トッカータとフーガ、エリーゼのために、トルコ行進曲、ジェッディン・デデン(打楽器入り)など。竹田の子守歌以外は全曲は入らない。音楽の他に、うぐいす、こおろぎなども作った。メロディのプログラムは、先にパソコン用C言語でBeep関数を使って作っておくと楽だ。これもC言語の授業で実習しているので、なかなか効率がよい。アンティーク風の木箱の蓋を開けると、選曲されている曲が鳴り出す。

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 本体基板には2つのスライドスイッチがあり、左側(電源側)が主電源スイッチ、右側(スピーカー側)が選曲スイッチだ。選曲スイッチには10KΩのプルアップ抵抗を入れてある。プルアップしておかないと、気まぐれに曲が切り替わってしまう。左上の黒いスイッチはpush-Offスイッチで、蓋が開くとOnになり、閉まるとスイッチが押し込まれてOffになる。電源は単4乾電池2本。スピーカーは大きめの圧電スピーカーで、もちろん発振回路なしタイプだ。ブレッドボードで音色を確認し、もっとも音質のよいものを選んだ。

 オルゴールは簡単なものだが、木箱は少し凝っている。材料は市販のヒノキ板材などだ。板厚は、底と天板は6mm、その他は3mmを使った。物差しできっちり寸法を測って、直角スコヤとカッターで両面にスジを入れ、カッターで切り目を深くしていき、板チョコを割るように割り取る。切断面はヤスリできれいに仕上げる。仮組みをして寸法を調整し、セメダインで接着して組み立てる。ヤスリできれいに仕上げをし、水性塗料を塗り重ね、ミニ丁番を取り付けて完成。

 Beep音でも、曲を選べばなかなか面白いと思うのだが、学生の中からは、曲がイマイチだったという声が出てショックだった。

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