簡単 ワイヤーで作る正12面体模型
針金で正五角形を12個作り、それらを組み立てて正12面体の模型を作ってみた(1辺2cm)。使用した材料は、フラワー用ワイヤ(白)、カラーワイヤ(青、緑)、工具は物差し、鉛筆、ニッパー、先細ペンチだ。
作り方は次のとおり。
●フラワー用ワイヤに2cmずつ鉛筆で印を入れ、10cmの所でニッパーで切断する。この10cmのワイヤで、1辺2cmの正五角形が1個できる。ワイヤー1本で3個分取れるので、12個作るためには4本のワイヤーが必要だ。
●2cmの印の所を、直角より少し広いめに先細ペンチで折り曲げていく(実際の角度は108°)。4回曲げると、だいたい正5角形の形になる。
●12個の正5角形モチーフを、辺と辺を合わせてカラーワイヤーで留めていく。ここが一番難しい作業だ。カラーワイヤーは、先に1.5cmくらいに切っておくと楽だ(辺の数だけ、つまり30本)。カラーワイヤーを巻き付けるのは、少しコツがある。まず真ん中で1回巻いて、片方ずつ先細ペンチでしっかり巻いていく。きっちり密着して巻くときれいに仕上がる。ここは練習あるのみだ。
●全部の辺を留めると、自然に正12面体の形になる。強度もあって、床に落としてもバウンドするくらいだ。
出来上がった模型を観察してみると、色々なことがわかる。まず平行な2つの面は向きがずれている。見る角度によって、輪郭が正10角形に見えたり、6角形に見えたりする。色々な部分の角度を予想・計算してみて、実際に測ってみるのも面白そうだ。
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コメント
コメントありがとうございます。
ランプシェードの参考にして頂けるなんて、とてもうれしいです。
投稿: 佐伯英子 | 2012年8月29日 (水) 10時20分
現在陶芸教室に通う若輩ですが、ランプシェードで正12面体を作成するため準備中です。ネットで情報収集中に見せていただきました。参考になりました。
投稿: 岸 正徳 | 2012年8月28日 (火) 20時55分