0乗,1乗,2乗,べき乗について
普通、3の2乗は次のように書く。
32=3×3
この式は実は省略されていて、丁寧に書くと
32=1×3×3
と表されるべきだ。
1に3を2回乗じるから3の2乗なのである。
計算結果は同じでも、式の意味はまったくちがう。
3の1乗は、1に3を1回乗じるということだ。
31=1×3
3の0乗は、1に3を0回乗じるということ、つまり乗じないということだ。
30=1
1のかけ算や割り算は、式を書くときに省略するので話がややこしい。
0乗が1になることを理解できないのはそのためだ。
べき乗とはそういう演算なのである。
はじめからこのように教えてもらえば、すぐ分かることなのに。
★過去の記事★
0の0乗について
0乗は1の理由=1に何も掛けないから
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