CG

2012年3月10日 (土)

カオス・フラクタルCG/深海生物

非線形の漸化式によるカオス・フラクタルCGでは、「何か」に見える様々な模様が現れる。その中で、「深海生物」のような印象を受ける画像をいくつか紹介しよう。

Nlf131_2Nlf132Nlf133Nlf136Nlf149Nlf02005Nlf02060Nlf02053











本来モノトーンの画像であるが、青系の彩色によって深海の印象が強くなる。微生物のように見えるものもあるが、この画像を発生する式に単位がないので、画像のスケールにはあまり意味がなのではないか、と考えている。そもそも物とは何なのか、空間や時間との関係は何なのか、その一端を垣間見る入り口がありそうな気がする。
C言語による「カオス・フラクタルCG作品集」

| | コメント (0)

2010年11月 9日 (火)

非線形漸化式のカオス(2)

Nlf033s Nlf035s Nlf041s Nlf042s

Nlf048s Nlf050s Nlf055s Nlf058s

簡単な漸化式から発生するカオス模様に、彩色を施したCG作品です。C言語プログラムで、画像の発生・彩色・ビットマップファイルへの保存をおこなっています。本来はグレースケールの画像ですが、RGBのトーンカーブを調整して色を発生させることにより、バーチャルなリアルさを出しています。画像そのものは、コンピュータの精度の範囲で正確なものです。これらの画像は、 「カオスフラクタルCG作品集」 に新たに追加した作品の一部です。

| | コメント (0)

2010年9月27日 (月)

非線形漸化式のカオス

Nlf004s Nlf005s Nlf010s  前の計算結果を使って、次の計算結果を求めるような式を漸化式という。線形というのは、グラフが直線になる比例関係を表す言葉だ。非線形は、グラフが直線にならない複雑な関係ということになる。例えばマンデルブロ集合は、コンピュータで次の漸化式を、計算結果が或る値を超えるまで計算し、計算回数によって点(Cr,Ci )の色を決める。

  Xi+1=Xi*Xi-Yi*Yi+Cr
  Yi+1=2*Xi*Yi+Ci     (X0=Y0=0)

Nlf020s Nlf023s Nlf014s  同様にいろいろな漸化式を計算してみると、様々なカオス図形が得られる。簡単な式でも、繰り返し計算することで複雑な構造が生み出される。この世界はそのようになっているのだ。

「カオスフラクタルCG作品集」のWebページに、休みの間に作成した作品を32枚掲載した。

| | コメント (0)

2010年9月25日 (土)

ジュリア集合

Julia0001sJulia0006sJulia0003s この記事のCG画像は、いずれもジュリア集合という図形の全体あるいは一部分を表現したものである。昔、MS-DOSを使っていた頃、仕事の合間にカオス・フラクタルのCG作成プログラムをたくさん作った。何年か前に、マンデルブロ集合のプログラムをフルカラーのWindows版に作りなおして、デフォルメなしの図形の迫力に圧倒された。一人で見るのは勿体ないので、「カオスフラクタルCG作品集」のWebページを作って公開している。

Julia0010s Julia0016s  秋分の日の夕方に、20年以上も前から作りたいと思っていた、ジュリア集合のプログラムを作ってみた。使っているCコンパイラはオープンソースのWatcom Cだ。

Webページでは、100×100ピクセルのサムネイル画像と、800×800ピクセルの画像を掲載している。

| | コメント (0)