時計が止まる時刻
お盆明け、事務所の掛時計と置き時計が両方止まっていた。 掛時計は10時40分、置き時計は11時40分くらいで止まっていた。 秒針が30秒を過ぎたところで、ピクピク動いている。 新しい電池に入れ替えると、力強く動き出した。
お盆明け、事務所の掛時計と置き時計が両方止まっていた。 掛時計は10時40分、置き時計は11時40分くらいで止まっていた。 秒針が30秒を過ぎたところで、ピクピク動いている。 新しい電池に入れ替えると、力強く動き出した。
理系女子とかリケジョという言葉を、最近よく聞くようになった。
古株で現役の一「理系女子」として、言葉に違和感はあるが最大限がまんして、徒然なるままに書き散らしてみよう。
理系と言うことで言えば、小学生の頃の私の愛読書は図鑑で、遊びは化石・鉱物・植物・昆虫採集。小学校5年生で親に懇願して(大人用の)顕微鏡を買ってもらい、中学2年生で小遣いを貯めて本格的な天体望遠鏡を買った。何でそうなったかわからないし、それが普通だと思っていた。
幼稚園か小学校1年のとき、家にあった雑誌に星雲や小宇宙(銀河)の写真があって、異様な興味を感じたのを覚えている。小学校1年の夏休み前、学校の廊下にカラーの星雲の写真があったのを強烈に覚えている。物心ついた頃には、もうそっち系になっていたようだ。
小学校4年で京都市内に引っ越してから、父親が「子供の科学」を毎月買ってきてくれるようになった。私は喜んで熟読したが、1歳下の弟は興味を示さなかった。
中学になって、天文ガイド、天文年鑑、岩波新書、ブルーバックス、サイエンス、他自然科学に関する本を乱読した。全天恒星図を買ったときはうれしくて、毎晩寝る前に1時間以上見ていた。今思い出しても胸がどきどきする。中学、高校の部活動は地学クラブだった。ここには私と同じような人たちがいて楽しかった。
小学校6年の時、将来なりたいものとして小説家、詩人、科学者、お花の先生、画家、ピアニスト等々、10以上作文に書いたら、先生が「多すぎる」とコメントを書いてくださった。(先生はきっと優しく笑っておられたと思う)
高校3年生になると、いやでも進路を意識することになり、「理系」とういう選択をした。それ以外は考えられなかった。「物理学科」がある大学をいくつか受験し、近畿大学だけから合格通知をいただいた。
期待して入学した近畿大学理工学部数学物理学科物理コースは、期待以上のところだった。女子は2人だけだったが、クラスそのものが地学クラブのような違和感のなさ、居心地の良さだった。変人扱いされることもなかった。(しかし、クラス全体が他の学科から変人扱いされていた。)ある意味、マイノリティ中のマイノリティといえるだろう。
自分の居場所は理系しかないと確信し、就職も技術職一本でがんばった。ソフトウェアの技術者は文系出身の人が急増したが、理系のものにしか出来ないこともあることを知った。理系で生きていくために、技術士の資格も取った。技術士会には同じような人がたくさんおられて、近大に入学したときのような安心感、居心地の良さを感じる。本当に技術士になってよかった。
私などは、理念的に言えば「理系の超タカ派」かもしれない。最近、自分の子供の頃からの言動が、ずいぶん「普通」からかけ離れたものであったと思うようになってきた。摩擦も多かった。言いたいこともたくさんあるが、謝らなければならないことはそれ以上にある。私がこれまでやってきたことが、誰かの役に立つのであれば、それはとてもいいことだと思う。とてつもなく広い宇宙で、ほんの一瞬存在する人間として、同じ仲間の幸せに貢献できることは、これからもたくさんあると思う。
2009年9月1日から、大阪市中央区日本橋1丁目のサンオフィス日本橋に移転しました。写真は8月に引っ越しを始めたところ。20年間いたサムティ(旧マルコー)インテリジェンスビルから、10日かけて荷物を移動しました。もっとも大変だったのは、高さが2m以上あるスチール製書庫を9階から階段で降ろし、6階まで階段で上げる作業です。20年前のもので、ありえへん重さです。これは(有)ファイブスターさんにお願いし、笑顔でやり遂げていただきました。意外と簡単だったのは、Calcomp 1039という昔のプロッターの移動です。キャスター付き特製台、アクリル性特製カバーを入れると手で持てる重さではありません。横幅があってそのままではエレベータに入らないので、別々にして立ててエレベータで上げ下ろししました。旧事務所から新事務所まで300mほどの距離を、ガラガラと押して歩いて注目の的になってしまいました。多くのご縁とお力添えで無事引っ越しが完了し、心から感謝しております。
新事務所は千日前通りに面し、国立文楽劇場の向かい側になります。黒門市場、日本橋でんでんタウンがすぐ近くで、とても便利です。ロボット開発にも最高の立地です。新たな気分で景気回復めざして頑張りたいと思います。
最近、若い人にフリーターが増えているという。 2006年の経済財政白書によると雇用者数の約3人に一人が非正規雇用者となっているそうだ。 それについて、価値観の多様化だとか、勤労意欲の低下だとかいろいろ言う人がいる。 こういった論調は、いずれも雇用される側に主たる要因を求める考え方だ。 確かに身の回りを見ても、個々の事情はいろいろで一概に言えないが、若い人の考え方なのかなと思ってしまう状況はある。
そこでもう一歩踏み込んで考えてみよう。 就職活動の経験者なら知っていることだが、求人情報の段階ですでに正社員とパートアルバイトは別になっているはずだ。 つまり採用枠の比率が、ほぼそのまま非正規雇用者の比率になるのである。 採用枠を決めるのは雇用者ではないから、非正規雇用者が増えているのは雇用者側の意識ではなく、採用者側の意識が反映したものだ。 これは誰にでもわかる簡単な事実だ。
それを大まじめに雇用者側、とくに若年者の意識の問題であると説く「専門家」は、いったい何が言いたいのだろうか。 正規雇用では応募者が集まらないとでもいうのだろうか。 雇用の問題は、多かれ少なかれ人ごとではないから、いい加減に考えていると対応を誤ってしまうことになる。
一事が万事で、何事ももう一歩踏み込んで考える習慣を身につけるべきだ。 学校でもそういう教育を推し進めていくべきだ。
| 固定リンク
| コメント (0)
| トラックバック (0)
エンタの神様という番組を、毎週楽しみに見てます。 アクセルホッパーとか小梅太夫とか犬井ヒロシとか、ですよとかレギュラーとか、言ってる言葉は少ないのに大笑いしてしまう。 これは何だろうと考えると、少ない言葉に情報が詰まっている。 短いネタから、キャラクタと結びついた映像が何シーンも見えて、その映像に爆笑してしまうのです。 これは妄想なのか、幻想なのか、チャップリンの無声映画みたいな感じです。 賛否両論といわれますが、否定派の人は映像を見てないのかも知れません。
私の個人ホームページで、「ヒデコ笑い」というコーナーをつくってるんですが、そもそもホームページを始めたときは、内容は「笑い」だけでした。 それで、エンタで初めて小梅日記を聞いたときは、「これ、いっしょやん」と驚きました。
少ない言葉に多くの的確な情報を乗せるというのは、大変な作業です。 私の仕事では、一言でキメるということが大事なんです。 言葉の情報密度という価値観は、川柳や俳句という日本独特の文化の影響でしょうか。
| 固定リンク
| コメント (0)
| トラックバック (0)